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藤田嗣治　「『面影との闘い』p.16-9」

『面影との闘い』 "Combat avec l'image"

技法	：リトグラフ

制作年	：1941年

サイズ	：23×33 cm（画）/ 43×53 cm（額）

レゾネNo.	：SB 41.28

部数	：1100

状態	：良好

備考	：

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DB-011819

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作品解説

『面影との闘い』　COMBAT avec l'image

著者　：ジャン・ジロドゥ

出版元：エミール・ポール・フレール（パリ）

制作年：1941年

技法　：リトグラフ

部数　：1100

サイズ：24×19 cm（本）

レゾネ：SB 41.28

フランス戯曲界の巨匠ジャン・ジロドゥはある時、かねてから深く関心を寄せていた日本人画家・藤田嗣治の一枚の絵を入手しました。それは藤田により特別に描かれたジロドゥへの贈り物であり、浅い眠りにつく乳白色のヴェールに包まれた美しい女の寝顔でした。たちまち虜となったジロドゥは湧き上がる恋する想いを語り始めます。それはジロドゥにとっての理想の美を具現化した女性そのものでした。
そうして時の経つのを忘れ、綴られたのが本書の執筆の経緯です。一枚の絵は、目、口、頬、指先とそれぞれ切り離され、本文中に散りばめられ、口絵と奥付ページには控えめにその全体の姿が描かれています。また、全てのページはより美しく仕上げられるため乳白色の絵具が重ねられました。

※ジャン・ジロドゥ　Jean Giraudoux （1882-1944）

フランスの劇作家。青年期に諸外国に滞在し、国際的な感覚を養う。ハーバード大学講師やベルリン大使館書記官などを務めた。二つの世界大戦の間に精力的に著作活動を行い、ギリシア神話や旧約聖書などを元にした幻想的な作風で高い評価を受ける。1926年、レジオン・ドヌール勲章オフィシエ受章。代表作に『ジークフリート』『オンディーヌ』など。

略歴

藤田嗣治　Tsuguharu FOUJITA (1886–1968)

エコール・ド・パリを代表する日本人画家。現代においても最も有名な日本人画家として高く評価されている。猫と女性を得意な画題とし、日本画の技法を油彩画に取り入れた「乳白色の肌」の裸婦像は西洋画壇から絶賛を浴びた。その晩年まで制作意欲が衰えることはなく絵画のみならず、銅版画・石版画・木版画などの版画作品でも様々な名作を残している。線の描写が美しい裸婦や子ども、そして猫の銅版画、また色彩で魅せる石版画の母子像、味わい深い木版画など、藤田嗣治の高い芸術性と遊び心が伝わる版画作品の数々は、今もなお世界中の人々を魅了している。

藤田嗣治　「『面影との闘い』p.16-9」

作品解説

略歴

藤田嗣治　Tsuguharu FOUJITA (1886–1968)

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藤田嗣治 「『面影との闘い』p.16-9」

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藤田 嗣治 Tsuguharu FOUJITA (1886–1968)

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藤田嗣治　「『面影との闘い』p.16-9」

藤田嗣治　Tsuguharu FOUJITA (1886–1968)