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ドーム兄弟　「オランダ雪景色文花瓶」

制作年	：1890-1900年頃

技法	：異色溶かし込み、ヴィトリフィカシオン　酸化腐蝕彫り、エナメル彩、グリザイユ

サイズ	：H17.1cm

状態	：良好

備考	：底部にエナメル彩サイン

附属品	：Claude MARZET証明書付　専用箱付

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DB-GA-0460

Web価格 : 円

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底部のエナメル彩サイン
雪が止み、太陽の光が差している瞬間
細部まで精緻に描かれた風景

作品解説

自然の姿から着想を得て表現されるアール・ヌーヴォー様式の中でも、ドーム兄弟が最も得意とし、他を圧倒した代表的かつ人気のあった図柄の雪景色が描かれています。

透明地に白を被せ、エッチングで彫刻し、雪景色はエナメル彩、背景の森はグリザイユが用いられました。

家々の屋根や地面に積もる雪の濃淡、枯木立の細枝の質感、風車小屋の郷愁溢れる佇まい。
全体を包み込む雪の白さと夕日の橙色が溶け合う美しいグラデーションに至るまで、様々な技巧が細部まで余すところなく発揮された傑作です。

＜異色熔かし込み＞
ガラス素地の中に異なった色を溶かし込み、地紋や模様を作る技法。マーブル模様や縞模様、斑紋などをガラスとガラスの間に挟むことで色合いをより豊かなものにする。

＜ヴィトリフィカシオン＞
粉末状にした色ガラスをまぶして再加熱し、素地になじませるもので、ガラスの肌に複数の色を発色させることができる。

＜酸化腐食彫り＞
エッチング（アシッド）ともいわれ非常に多用される技法。模様部分の皮膜をパラフィンなど保護膜で覆った後模様を描き、それをフッ化水素と硫酸の混合液で腐食させて模様を作る。

＜ジヴレとグリザイユ＞
酸の腐蝕によってガラスの肌を荒らし、変化をつける技法。霧氷模様をジヴレ、梨地模様に仕上げるのをフロストと呼ぶ。ジヴレ地にエナメル彩で灰色やセピアなどの淡色の濃淡で色付けしたものをグリザイユと呼ぶ。

略歴

ドーム兄弟　Freres Daum　(1853～1930)

兄オーギュスト・ドーム　Auguste Daum　(1853-1909）
弟アントナン・ドーム　Antonin Daum　(1864-1930）

オーギュストとアントナンのドーム兄弟はフランス・ロレーヌ地方のビッチの出身で、19世紀～20世紀のフランスを代表するガラス工芸家である。父はナンシーでガラス工場を経営していたジャン・ドーム。兄は1878年、弟は1887年、それぞれ父のガラス工場に入ってガラス工芸に携わる。1891年、エミール・ガレのパリ万博での成功を機に、彼らの工場でも格調高い美術製品の生産を開始。多くのガラス工芸家や美術家の協力を得、水準の高いガラス製品を生産、市場に送り出していった。

技法解説

｜ガラス工芸

工房

｜陶磁器

ドーム兄弟　「オランダ雪景色文花瓶」

作品解説

略歴

ドーム兄弟　Freres Daum　(1853～1930)

兄オーギュスト・ドーム　Auguste Daum　(1853-1909）
弟アントナン・ドーム　Antonin Daum　(1864-1930）

技法解説

工房

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ドーム兄弟 「オランダ雪景色文花瓶」

作品解説

略歴

ドーム兄弟 Freres Daum (1853～1930) 兄オーギュスト・ドーム Auguste Daum (1853-1909） 弟アントナン・ドーム Antonin Daum (1864-1930）

技法解説

工房

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ドーム兄弟　「オランダ雪景色文花瓶」

ドーム兄弟　Freres Daum　(1853～1930)

兄オーギュスト・ドーム　Auguste Daum　(1853-1909）
弟アントナン・ドーム　Antonin Daum　(1864-1930）