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斎藤真一　「紅い陽の村（越後瞽女日記）」

技法	：板に油彩（F4号）

サイズ	：24×33 cm（画）/ 42×51 cm（額）

状態	：良好

備考	：作品右下にサイン　　　　板裏にサインとタイトル　共シール

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DB-011357

Web価格 : 1,320,000円

創業36周年記念特価 :

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作品解説

瞽女とは、三味線や胡弓を弾き、門付を生業とした盲目の女旅芸人のことです。明治時代から昭和初期にかけては多数の瞽女が越後を中心に活躍していました。彼女たちは盲目巫女の流れをくむ存在として、訪問した村々で歓迎されたと言います。娯楽の少ない農村にとって、瞽女の来訪は一大イベントであったでしょう。斎藤は、ねぶたを見るために訪れた津軽で瞽女の存在を知り、以後10年以上に渡って取材を続けました。第二次大戦後の高度成長期の陰となり、失われていった日本古来の文化に焦点を当てた功績はたいへん大きいと言えます。

略歴

斎藤　真一　Shinichi Saito（1922-1994）

1922（大正11）年、岡山県倉敷市（旧味野町）に生まれ、東京美術学校（現東京藝術大学）を卒業。1959年に渡仏し、藤田嗣治と親交を深める。藤田から、古い日本文化が残る地方をテーマにすべきとアドバイスをもらい、津軽や越後を旅行し、代表作となる「瞽女（ごぜ）」シリーズを手掛ける。同テーマの随筆が日本エッセイスト・クラブ賞を受賞するなど、文筆家としても活躍した。
また遊郭を主題にした「吉原細見」シリーズや、昭和ロマンと呼ばれる女性像の連作を発表。1994（平成6）年、72歳で死去。