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モーリス・ブリアンション　『我らの葡萄畑をめぐって』

"À Travers nos vignes"

出版元	：ベルナール・クラン（パリ）

著者	：エロン・ド・ヴィルフォス

技法	：エッチング

制作年	：1952年

サイズ	：40×30 cm（本）

部数	：305

状態	：良好

備考	：本書は、挿画本『ワイン、花、炎』と2巻組として、背に「VINS（ワイン）」と書かれた専用ケースに2冊併せて収納され刊行された。

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DB-B-00151

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作品解説

挿画本『我らの葡萄畑をめぐって』
" À Travers nos vignes "

本書は、古文書学者ルネ・エロン・ド・ヴィルフォス（1903–1985）が書き下ろしたフランスの葡萄酒畑に関する文章に、モーリス・ブリアンションの挿絵版画が添えられたもので、挿画本『ワイン、花、炎』と2巻組として、背に「VINS（ワイン）」と書かれた専用ケースに2冊併せて収納され刊行されました。

挿画本『ワイン、花、炎』は、上述のヴィルフォスの他、マックス・ジャコブやコレット、ポール・ヴァレリーなど著名な作家や詩人が寄稿したワインへの賛歌を捧げる文章に、当代の人気画家が描いた挿絵版画が添えられた挿画本です。藤田嗣治はじめ、コクトー、デュフィ、ユトリロ、ジャック・ヴィヨン、キスリング、ヴラマンク、アンドレ・ドランといった錚々たる芸術家13名の作品が収録されています。

略歴

モーリス・ブリアンション　Maurice BRIANCHON (1899-1979)

1917年、パリの装飾美術学校に入学したブリアンションは、レイモン・ルグー、ローラン・ウードーらと出会い、「詩的な画家たち」と名乗るグループを結成して芸術活動を開始する。1927年にパリのギャルリー・ポルティックで初個展を開き、1930年と1932年にはパリの名門ギャルリー・マルセル・ベルンハイムで個展を開催した。
ブリアンションは、静物画、肖像画、街角や劇場の風景を主に描く画家として世に知られているが、1930年代にはオペラやバレエの舞台装置のデザインも手掛けるなど、その芸術活動は多岐にわたっていた。
1949年、国立美術学校のアトリエ主任に任命される。ボナールやヴュイヤール以降、フランスで唯一無二の、最も影響力のある画家の一人といわれた。
1951年、ルーヴル美術館で回顧展が開催された。