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ルイ・イカール　「ミミ・パンソン」　

Mimi Pinson

技法	：エッチング

制作年	：1927年

サイズ	：34×52 cm（画）/ 69×86 cm（額）

レゾネNo.	：327

状態	：良好

備考	：サイン入

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DB-010833

Web価格 : 1,430,000円

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作品解説

1927年制作のイカールのオリジナル銅版画。イカールは両大戦の間のこの時期、欧州に訪れた束の間の繁栄と豊かさを象徴する、優美で華やかな女性像を数多く発表し、フランス国内およびアメリカで大変な人気を集めました。本作はそうしたイカール作品の中でも群を抜く傑作であり、イカールの代表作の筆頭にあげられます。

「ミミ・パンソン」はフランスの作家アルフレッド・ド・ミュッセ（1810-1857）の詩に登場する人物で、モーリス・オルドノー（1854-1916）のオペレッタほか音楽や映画など様々な作品のインスピレーションの源となりました。裕福な貴族の子息が、貧しいお針子や女工と恋に落ちる、いわゆる「身分違いの恋」をテーマにした作品で描かれる働く女性像の典型として知られています。

ミュッセ著　短編『ミミ・パンソン』
女工やお針子を愛人にして享楽にふける良家の子弟たちとは対照的に、美徳と誠実を心に抱く医学生ウジェーヌは恋を遠ざけていた。ある日、友人から若く美しいお針子ミミ・パンソンを紹介される。パリの屋根裏部屋に暮らすミミ・パンソンは、常にアパートの立ち退きを迫られているほどに貧しい。しかし心優しい彼女は、病気に倒れた貧しいお針子仲間を助けるため、自分の最愛のドレスを手放すことを決める。ウジェーヌは、ミミ・パンソンに嫌悪と憐憫とが入り混じった不思議な感情を抱きはじめる…

★　ぜひブログも併せてお読みください。

略歴

ルイ・イカール　Louis ICART　(1888-1950)

1888年、銀行家の長男として、南仏トゥールーズに生まれる。1907年、パリに出て絵葉書の工房で働きながら絵画を学び、版画の技術を習得。1912年、バルセロナのギャラリーで初個展。1920年からアメリカに作品を輸出。1922年、アメリカのワナメーカー百貨店で個展を成功させる。1927年、レジオンドヌール勲章受章。
イカ－ルはルーヴル美術館に通い、ロココ美術の伝統を学んだ。更に、当時の風刺雑誌からも影響を受けながら独自の画風を確立。ロココ絵画を源流とした彼の作品はモダンで、パリに憧れるアメリカ人の「夢」を描き、人気を博した。

ルイ・イカール　「ミミ・パンソン」

作品解説

略歴

ルイ・イカール　Louis ICART　(1888-1950)

技法解説

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ルイ・イカール 「ミミ・パンソン」

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ルイ・イカール Louis ICART (1888-1950)

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ルイ・イカール　「ミミ・パンソン」　

ルイ・イカール　Louis ICART　(1888-1950)