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ドーム兄弟　「麦穂とコクリコ文水差し型花器」

制作年	：1900年代初頭

技法	：異色熔かし込み、酸化腐蝕彫り、エナメル彩、金彩、アプリカシオンによる把手

サイズ	：H11.7cm

状態	：良好

備考	：底部に金彩サイン

附属品	：専用箱付

購入数

DB-GA-0818

Web価格 : 1,650,000円

創業36周年記念特価 :

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作品解説

麦穂とコクリコの花が風に揺れる様が描かれた花瓶です。
黄色や緑が混ざり合った素地に、ヴィトリフィカシオンと呼ばれる色ガラス粉末を素地の表面にまぶして付着させる技法が使われています。
まだ青い麦穂や色とりどりのコクリコの花は酸化腐蝕彫りという技法により瑞々しく表現され、黄金色に実った麦穂は金彩を施されて、互いに美しいコントラストを描いています。
安定感のあるシルエットは、下部に華やかな幾何化模様の金彩を施され、大変優雅な印象を与えます。
把手は”アプリカシオン”という技法で立体的な仕上がりになっています。

小さな作品ですが、文様、技法、仕上げの丁寧さにいたるまで大作と同等の水準を維持しています。

＜異色熔かし込み＞
ガラス素地の中に異なった色を溶かし込み、地紋や模様を作る技法。マーブル模様や縞模様、斑紋などをガラスとガラスの間に挟むことで色合いをより豊かなものにする。

＜酸化腐食彫り＞
エッチング（アシッド）ともいわれ非常に多用される技法。模様部分の皮膜をパラフィンなど保護膜で覆った後模様を描き、それをフッ化水素と硫酸の混合液で腐食させて模様を作る。

＜アプリカシオン＞
ガラスがまだ熱いうちに予め模様の形に準備した色ガラスを部分的に熔着する技法。除冷後、グラヴュールで細部を彫り出し、装飾に深みを与えることが多い。

略歴

ドーム兄弟　Freres Daum　(1853～1930)

兄オーギュスト・ドーム　Auguste Daum　(1853-1909）
弟アントナン・ドーム　Antonin Daum　(1864-1930）

オーギュストとアントナンのドーム兄弟はフランス・ロレーヌ地方のビッチの出身で、19世紀～20世紀のフランスを代表するガラス工芸家である。父はナンシーでガラス工場を経営していたジャン・ドーム。兄は1878年、弟は1887年、それぞれ父のガラス工場に入ってガラス工芸に携わる。1891年、エミール・ガレのパリ万博での成功を機に、彼らの工場でも格調高い美術製品の生産を開始。多くのガラス工芸家や美術家の協力を得、水準の高いガラス製品を生産、市場に送り出していった。

技法解説

｜ガラス工芸

工房

｜陶磁器

ドーム兄弟　「麦穂とコクリコ文水差し型花器」

作品解説

略歴

ドーム兄弟　Freres Daum　(1853～1930)

兄オーギュスト・ドーム　Auguste Daum　(1853-1909）
弟アントナン・ドーム　Antonin Daum　(1864-1930）

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工房

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ドーム兄弟 「麦穂とコクリコ文水差し型花器」

作品解説

略歴

ドーム兄弟 Freres Daum (1853～1930) 兄オーギュスト・ドーム Auguste Daum (1853-1909） 弟アントナン・ドーム Antonin Daum (1864-1930）

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ドーム兄弟　「麦穂とコクリコ文水差し型花器」

ドーム兄弟　Freres Daum　(1853～1930)

兄オーギュスト・ドーム　Auguste Daum　(1853-1909）
弟アントナン・ドーム　Antonin Daum　(1864-1930）