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マルク・シャガール　「パリの夜（表紙）」　
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マルク・シャガール　「パリの夜（表紙）」　

La Nuit a Paris

『デリエール・ル・ミロワール』66-68号
"Derrière Le Miroir" No.66-68
 
技法 ：リトグラフ
　
制作年 ：1954年
　
サイズ ：34×28 cm（画）/  59×49 cm（額）
　
レゾネNo. ：M.96 C.24
　 　
部数 ：2500
　 　
状態 ：良好
　
備考 ：マーグ制作
購入数

DB-010795
Web価格 : 275,000円
創業36周年記念特価 :

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マルク・シャガール　「パリの夜（表紙）」　
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作品解説

1954年にマーグ画廊で開催された展覧会用の特別カタログとして出版された『デリエール・ル・ミロワール』誌のために、シャガールはカラーリトグラフ９点、モノクロリトグラフ２点を制作し、別刷り75部には番号・署名が入れられました。

この《パリ・シリーズ》は、シャガールのリトグラフの中でも《アラビアン・ナイト》《ダフニスとクロエ》《サーカス》と並ぶ極めて人気の高い連作版画です。宗教や神話、人生といった特別なテーマに囚われることなく、シャガールが最も愛したパリをモチーフに、自由なイマジネーションによる色彩豊かなパリの情景を描きあげています。

本作はこのシリーズを収めた『デリエール・ル・ミロワール』誌の表紙として制作されました。エッフェル塔やマドレーヌ寺院、セーヌ河にかかる橋などのパリのシンボルが画面下部に配され、中央の夜空にはシャガールが生涯愛したモチーフである鳥や恋人たち、花束などが浮かんでいます。幻想的な世界へ観る者を誘う、黒と色彩との対比が美しいシャガール初期リトグラフの名作のひとつです。
 


美術誌『デリエール・ル・ミロワール』  Derrière le Miroir
　

シャガール　デリエール・ル・ミロワール

「鏡の裏」という意味の『デリエール・ル・ミロワール』は第二次世界大戦直後、パリに画廊を開いたエメ・マーグ（Aimé Meaght, 1906-1981）が創刊した有名な美術誌です。1947年から1982年まで毎年刊行され、エメ・マーグの逝去による253号の終刊まで、37年の長期にわたって発行されました。 他誌が及ばない魅力は、特集したアーティストの版画（オリジナルを含む）を各号に収録したこと。同誌のために自身で版画を制作したアーティストには、シャガール、ミロ、ブラック、ジャコメッティ、レジェ、カルダー、タピエスといった20世紀を代表する巨匠らが名を連ねました。アーティストの情熱が伝わる素敵な作品ばかりです。

 

略歴

マルク・シャガール　Marc Chagall（1887-1985）

1887年ロシア生まれのユダヤ人（後にフランス国籍を取得）。バクストの美術学校で学んだ後、1910年パリに移住。1914年ロシアに戻り、革命後は美術行政にも関わるが、1922年に再びパリへ。第二次世界大戦中は迫害を受け、アメリカへ亡命。1947年にフランスに帰国。前衛的な作風で描かれた花々や動物、抱擁する恋人たちなどの作品は高い評価を得た。油彩の他、挿絵や版画、ステンドグラスなども精力的に制作。20世紀を代表する画家の１人。



技法解説

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