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アルフォンス・ミュシャ　「ロレンザッチオ」　

Lorenzaccio

ポスター（サラ・ベルナール）
Affiche pour Sarah Bernhardt

技法	：リトグラフ

制作年	：1897年

サイズ	：97×36 cm（画）/ 128×67 cm（額）

レゾネNo.	：R&W-20

状態	：良好

備考	：

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DB-010467

Web価格 : 1,430,000円

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作品解説

ミュシャの出世作として名高い1895年のポスター《ジスモンダ》は女優サラ・ベルナールから偶然依頼された作品でしたが、サラはその出来栄えに非常に満足し、ミュシャと五年間の契約を結びました。

ポスター制作だけでなく、衣装や舞台美術などにも関わったミュシャは、サラ・ベルナールから絶大な信頼を置かれ、次の演目について相談を受けることもありました。

《椿姫》に続いて、サラ・ベルナールの舞台のために制作されたのが《ロレンザッチオ》です。ロマン主義の劇作家アルフレッド・ド・ミュッセによるこの作品は、16世紀のフィレンツェを舞台にした歴史劇で、名門メディチ家の出でありながら、暗殺者となったロレンザッチオの数奇な運命が描かれています。サラ・ベルナールの男役は、演劇界から高く称賛されました。

左上には、六つの円から成るメディチ家の紋章で、背景の文様も豪華なフィレンツェ織物を連想させます。ドラゴンは暴君アレッサンドロ公爵の象徴。画面下部にはロレンザッチオの剣が公爵を成敗する様子が描かれています。基調となっている金色は正義の力を表し、作品に深みを与えています。

ミュシャがサラ・ベルナールのために制作したポスターは1894年の《ジスモンダ》に始まり《椿姫》《ロレンザッチオ》《サマリアの女》《メディア》《トスカ》《ハムレット》の７点とされています。
これら一連のサラ・ベルナールの主演ポスターでは、それぞれ幾つかのヴァリエーションが制作されており、海外や地方公演用のデザインがあります。大きさもパリ市内の専用街頭掲示板用の大判サイズと屋内用の縮小サイズがあります。
本作は1896年の初版の大判サイズが制作された翌年、再演が決定した際に制作された縮小サイズの作品です。上部のタイトルの下に書かれた文言や人物の右足にあった飾り、色版数などに違いが見られます。

略歴

アルフォンス・ミュシャ　Alphonse MUCHA （1860-1939）

アール・ヌーヴォー様式が流行していたパリの世紀末を代表する画家。ポスター、装飾パネルを始め、挿画本、美術誌表紙、販促物などのために数々の優美な女性像を制作した。装飾デザインにも優れた才能を発揮。アール・ヌーヴォー期の寵児として活躍後、チェコに戻り、自身のルーツであるスラヴ民族の歴史を「スラヴ叙事詩」に描き上げた。

アルフォンス・ミュシャ　「ロレンザッチオ」

作品解説

略歴

アルフォンス・ミュシャ　Alphonse MUCHA （1860-1939）

技法解説

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アルフォンス・ミュシャ 「ロレンザッチオ」

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略歴

アルフォンス・ミュシャ Alphonse MUCHA （1860-1939）

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アルフォンス・ミュシャ　「ロレンザッチオ」　

アルフォンス・ミュシャ　Alphonse MUCHA （1860-1939）