竹久夢二　「甲州音頭」

民謡集『中山晋平　新民謡I』より

技法	：木版

制作年	：昭和3(1928)年

サイズ	：20×12（×2）cm（画）/ 45×57 cm（額）

状態	：良好

備考	：竹久夢二著『中山晋平新民謡Ⅰ』より

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DB-3188

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作品解説

民謡集『中山晋平新民謡』

昭和3年、山野楽器店より刊行された中山晋平（1887-1952）作曲の新民謡集。竹久夢二による木版表紙装。歌詞を童謡界の3大詩人と呼ばれた野口雨情（1882-1945）が手掛けました。『新民謡（しんみんよう）』とは、大正期後半（1920年頃）から昭和期にかけて、地方自治体や地方の企業などの依頼によって、その土地の人が気軽に唄ったり踊ったりできて愛郷心を高めるため、またその地区の特徴・観光地・名産品などを全国にPRする目的で制作された歌曲であり、中山晋平は新民謡の代表的作曲家です。代表作として「甲州音頭」「旅人の唄」「東京音頭」などがあります。

略歴

竹久夢二　Yumeji Takehisa（1884-1934）

明治17年岡山県生まれ。本名は竹久茂次郎。明治34年上京。早稲田実業学校に入学するが、画業に専念するため同校を中退。明治39年、絵葉書店の未亡人、岸たまきと結婚。彼女をモデルとした美人画を描き、人気作家になるが、2年後に離婚。大正3年、離婚したたまきや子供たちの自立生活のために日本橋に「港屋絵草紙店」を開店。翌年、笠井彦乃と結ばれるも、彦乃は6年後に病死。大正10年モデルのお葉と所帯を持ち、時代を代表する画家として活躍。昭和6年に渡米。さらにヨーロッパに渡るも苦難続きで、昭和8年、病を得ての帰国。昭和9年、51歳で永眠。

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