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藤田嗣治　挿画本『四十雀』

LA MÉSANGÈRE

出版	：ピエール・ド・タルタス（パリ）

制作年	：1963年

技法	：リトグラフ

テキスト	：ジャン・コクトー

サイズ	：40×31×5 cm（本）

部数	：261

レゾネNo.	：SB 63.40

状態	：良好

備考	：通常版（Ed.91~261）

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DB-010239

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作品解説

挿画本『四十雀』
"LA MÉSANGÈRE"

ジャン・コクトーのエッセイにフジタの石版画21点が添えられた画文集です。フジタの挿画の一部は、油彩画「フランスの48の富」（1960-61年制作）から採られており、1960年に制作された『小さな職人たち』のための挿画と同様、大人になりかわった子供たちが、様々な場面でやんちゃ振りを発揮しています。

略歴

藤田嗣治　Tsuguharu FOUJITA (1886–1968)

エコール・ド・パリを代表する日本人画家。現代においても最も有名な日本人画家として高く評価されている。猫と女性を得意な画題とし、日本画の技法を油彩画に取り入れた「乳白色の肌」の裸婦像は西洋画壇から絶賛を浴びた。その晩年まで制作意欲が衰えることはなく絵画のみならず、銅版画・石版画・木版画などの版画作品でも様々な名作を残している。線の描写が美しい裸婦や子ども、そして猫の銅版画、また色彩で魅せる石版画の母子像、味わい深い木版画など、藤田嗣治の高い芸術性と遊び心が伝わる版画作品の数々は、今もなお世界中の人々を魅了している。