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藤田嗣治　「秋の実」

Feuillage

技法	：油彩

制作年	：1950年代後期

サイズ	：55×33.5 cm（画）/ 78×56 cm（額）

レゾネNo.	：

状態	：良好

備考	：君代夫人コレクション　東京美術倶楽部鑑定証書付

購入数

DB-006368

Web価格 : 5,280,000円

創業36周年記念特価 :

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作品解説

本作品は、1959年に発表された油彩「Maternité à la treille（東屋の母子像）」の背景に描かれたブドウの木の習作と思われます。
藤田は1955年にフランス国籍を取得し、 1959年にカトリックの洗礼を受け、この頃から母子像をテーマにした作品を次々と制作しました。

本作品は「東屋の母子像」の背景に描かれている草木に酷似していますが、乳白色の下地の完成度、ブドウの蔓葉の描き込み、サインが書かれていないことなどを考えると、これ自体で完成した作品を制作しようと試みた意図が感じられます。
おそらく制作の途中でそのままアトリエに遺されたものと思われます。

「Maternité à la treille（東屋の母子像）」
　油彩　55.3×46.5 ㎝　1959年頃制作
　“L.Foujita”のサイン入　個人蔵
　レゾネ　Sylvie Buisson 59.25

略歴

藤田嗣治　Tsuguharu FOUJITA (1886–1968)

エコール・ド・パリを代表する日本人画家。現代においても最も有名な日本人画家として高く評価されている。猫と女性を得意な画題とし、日本画の技法を油彩画に取り入れた「乳白色の肌」の裸婦像は西洋画壇から絶賛を浴びた。その晩年まで制作意欲が衰えることはなく絵画のみならず、銅版画・石版画・木版画などの版画作品でも様々な名作を残している。線の描写が美しい裸婦や子ども、そして猫の銅版画、また色彩で魅せる石版画の母子像、味わい深い木版画など、藤田嗣治の高い芸術性と遊び心が伝わる版画作品の数々は、今もなお世界中の人々を魅了している。

価格帯 (藤田嗣治)

藤田嗣治　「秋の実」

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