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長谷川潔　「アカリョムの中の小鳥」

技法	：ビュラン、ポアントセッシュ

制作年	：1963年

サイズ	：21×17 cm（画）/ 44×36 cm（額）

レゾネNo.	：H-331

部数	：Ⅱ/Ⅵ

状態	：良好

備考	：直筆サイン入

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DB-010108

Web価格 : 594,000円

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作品解説

マヌエル・ブリュケース社刊行の〈現代版画の巨匠〉シリーズの第一巻『 Portrait de Kiyoshi Hasegawa (長谷川潔の肖像) 』の扉絵として制作された作品。220部の他に刷られた作家保存版で直筆サインが入れられています。この版画集には本作を含め長谷川によるオリジナル銅版画全10点が収められ、美術評論家ロベール・レイが解説を寄せました。

ロベール・レイによると「鳥は精神のよき象徴であり、彼の作品の中でも重要な位置を占めている。（中抜粋）魚は物質の象徴であり、彼にとっては呪術的価値を持っている。」小鳥と魚が同時に存在するこの不思議な光景。小鳥が入り込むことによって、金魚鉢の空間は神秘なる世界へと変容する。静謐な画面に長谷川の自然、生命、美への思想が込められた傑作のひとつに数えられる。

略歴

長谷川潔　Kiyoshi Hasegawa（1891-1980）

1918年の渡仏以降、パリを拠点に活動した銅版画家。メゾチント（マニエル・ノワール）やエングレーヴィングといった古典的版画技法を研究し、独自の様式として確立する。サロン・ドートンヌやフランス画家・版画家協会に所属してパリの画壇で高く評価された。1935年、レジオンドヌール勲章受章。1966年、フランス文化勲章を受章。その幻想的な主題と繊細な描写、静謐な黒の世界は、後世の画家たちに多大な影響を与えた。

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長谷川潔　「アカリョムの中の小鳥」

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