竹久夢二　「南蛮寺（口絵）」

技法	：木版

制作年	：大正13(1924)年

サイズ	：8×8.5 cm（画）/ 27×28 cm（額）

レゾネNo.	：

部数	：

状態	：良好

備考	：『婦人グラフ』十二月号より

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DB-000256

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作品解説

『婦人グラフ』

出版元　：国際情報社

制作年　：大正13年（1924年）～昭和3年（1928年）

サイズ　：33 x 25 cm（本サイズ）

大正13年から昭和3年にかけて、国際情報社から刊行された写真雑誌です。店頭販売はされず宅配顧客のみが入手することの出来る稀少本でしたが、夢二を始め、伊東深水、恩地孝四郎、岩田専太郎等も表紙を飾ったことにより、大人気を博しました。
夢二はこの雑誌のために絵を制作し、自らも工房に通いつめ、より美しい版画制作のために労力を惜しみませんでした。
5年間にわたり、55冊刊行されましたが、夢二の木版表紙は9冊のみで、木版口絵もわずかに21図制作されただけでした。

略歴

竹久夢二　Yumeji Takehisa（1884-1934）

明治17年岡山県生まれ。本名は竹久茂次郎。明治34年上京。早稲田実業学校に入学するが、画業に専念するため同校を中退。明治39年、絵葉書店の未亡人、岸たまきと結婚。彼女をモデルとした美人画を描き、人気作家になるが、2年後に離婚。大正3年、離婚したたまきや子供たちの自立生活のために日本橋に「港屋絵草紙店」を開店。翌年、笠井彦乃と結ばれるも、彦乃は6年後に病死。大正10年モデルのお葉と所帯を持ち、時代を代表する画家として活躍。昭和6年に渡米。さらにヨーロッパに渡るも苦難続きで、昭和8年、病を得ての帰国。昭和9年、51歳で永眠。