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ドメニコ・ギルランダイオ　「聖母のエリザベツ訪問」

作品集『ルーヴル美術館のサロン・カレ』

技法	：エリオグラヴュール

制作年	：1891年

サイズ	：16×16　cm（画）/44×42 cm（額）

部数	：200

状態	：良好

備考	：『ルーヴル美術館のサロン・カレ』に収録された版画　　原画：1491年頃　板に油彩　171×165cm

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DB-007657

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作品解説

作品集『ルーヴル美術館のサロン・カレ』

17世紀後半に始まったフランス王立絵画彫刻アカデミー主催の公募展が当時のルーヴル宮殿の「サロン・カレ（方形の間）」で行われるようになってから、展覧会そのものも「サロン」と呼ぶようになったことはよく知られています。1793年に美術館として公開されてからも、そこに展示される作品は、常に美術館を代表する作品群でした。
この作品集は、このサロンを彩ってきた傑作の中から四十点を選りすぐったもので、ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ティツィアーノといったイタリアの巨匠を筆頭に、時代と地域を超えて集められた作品の質の高さは、他に類を見ないものといえます。

この作品はフィルマン・ディド社が1891年に刊行した作品集『ルーヴル美術館のサロン・カレ』の中に収められた40点のうちの1点です。マリアが天使から受胎告知を受けた頃、彼女の親族であるエリザベツも懐妊します。長年子供に恵まれず年老いていたエリザベツの懐妊を聞き、マリアは神の偉大な力に驚き賛美し、早速山里にあるエリザベツの家を訪ねました。マリアの訪問を喜んだエリザベツは「わたしの主のお母様がわたしのところに来てくださるとは、どういうわけでしょう……」と感動します。マリアはエリザベツの元で３ヶ月過ごして帰宅しました。エリザベツの子は後に洗礼者ヨハネとなる人物です。

※エリオグラヴュール（仏 héliogravure ）とは
古くからフランスで行われていたアクアチントから発展した製版技法で、写真製版銅版画とも呼ばれる。
原画となる作品を大判のネガフィルムに写しとり、感光剤の塗られた銅版に焼き付け、それを腐食液に浸し、感光部分を腐食させることで版を作る。この技法の長所は、原画の持つハーフトーンを美しく再現できることにあるが、一方、線の強弱が弱く、全体に平坦な仕上がりになってしまうため、実際の制作に当たってはエッチングなどの技法を併用することで、より完成度を高めている。

略歴

ドメニコ・ギルランダイオ　Domenico Ghirlandaio（1449-1494）

本名はドメニコ・ビゴルディ。“ドメニコ・ギルランダイオ”は「花飾りのドメニコ」の意。彫金家であった父親のトンマーソが花の髪飾りを作ることに長けていたため、この通称がついたという。人気画家であったギルランダイオの作品は宗教画が主であるが、その画面には当時のフィレンツェの実在の人物や日常生活が描き込まれ、宗教的な厳粛さよりは世俗性が勝っている。若き日のミケランジェロが最初に師事した画家としても知られる。
代表作は、フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会の内陣を飾るマリア伝の壁画群があり、バチカンのシスティーナ礼拝堂側壁の壁画制作にも、ボッティチェッリ、シニョレッリ、ペルジーノらとともに参加した。

ドメニコ・ギルランダイオ　「聖母のエリザベツ訪問」

作品集『ルーヴル美術館のサロン・カレ』

作品解説

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略歴

ドメニコ・ギルランダイオ　Domenico Ghirlandaio（1449-1494）

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ドメニコ・ギルランダイオ 「聖母のエリザベツ訪問」

作品集『ルーヴル美術館のサロン・カレ』

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ドメニコ・ギルランダイオ Domenico Ghirlandaio（1449-1494）

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ドメニコ・ギルランダイオ　Domenico Ghirlandaio（1449-1494）