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ルネ・マグリット　「バウキスの風景」　

Paysage de Baucis

詩集『この公認遺言状』
Frontispice de "Ce Testament public"

制作年	：1966年

技法	：フォトグラヴュール

サイズ	：12×9 cm（画）/ 36×32 cm（額）

部数	：100

状態	：良好

備考	：ギ・ロゼー著

購入数

DB-8363

Web価格 : 66,000円

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作品解説

「バウキスの風景」　《Paysage de Baucis》

本作は、マグリットのオリジナル・エッチングを元にしたフォトグラヴュールで、仏詩人ギ・ロゼーの詩集『この公認遺言状』に扉絵として収録されました。
タイトルの“バウキス”とは、神話に出てくる老婦人の名。バウキスとピレーモーンは、ギリシャ神話（あるいはローマ神話）に登場する老夫婦。2人は貧しい旅人に身をやつしたゼウスとヘルメースの神々を、心を込めて歓待し、その報恩として洪水から命を救われ、さらに死後、一対の大木（オークとセイヨウボダイジュ）に姿を変えました。古代ローマの記述家オウィディウスの『変身物語』第8巻に、この夫婦と神々との物語が記載されています。

詩集『この公認遺言状』　"Ce Testament public"

著　者：ギ・ロゼー

出　版：Bibliotheque Phantomas社

制作年：1966年

技　法：フォトグラヴュール

サイズ：18×13cm

制作部数：100部

レゾネ№：Kaplan 5

マグリットのオリジナル・エッチングを元にしたフォトグラヴュールの扉絵1点を収録。

※ ギ・ロゼー（Guy Rosey, 1896–1981）
1932年に、アンドレ・ブルトンやマックス・エルンストら率いるパリのシュールレアリスト・グループに加入。以後、大戦までもっとも活動的なメンバーの一人であった。とかく感情、表現の激しやすい傾向にあり、また、大戦中より身を隠し、戦後20年間行方知れずとなったことから“激烈かつ秘密の詩人”と呼ばれる。他の著書に『34年の戦争』『黒人の旗』『叙事詩、アンドレ・ブルトン』『存在の方法』、『生きている作品』などがある。

略歴

ルネ・マグリット　Rene Magritte（1898-1967）

ベルギー生まれのシュルレアリスムの画家。言葉やイメージ、時間や重力などの概念を覆すような作品を数多く描いた。空中に浮かぶ巨大な岩、昼と夜が同居したような情景など、現実的にはありえない風景と哲学的なタイトルで見る者に違和感を与える作品は、その後の広告、芸術に大きな影響を与えたとされる。

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