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J=F・ミレー　「糸紡ぎ／牧神に捧ぐ　2点組」

『ミレーの生涯と作品』
"La vie et l'oeuvre de J.-F. Millet"

技法	：フォトリトグラフ

制作年	：1881年

サイズ	：17×11（×2）cm（画）/ 33×45 cm（額）

部数	：

状態	：良好

備考	：アルフレッド・サンシエ著　糸紡ぎ原画：デッサン（M.サンシエ所蔵）　牧神に捧ぐ原画：油彩（モンペリエ美術館所蔵）

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DB-8570

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作品解説

「牧神に捧ぐ」の原画は1845年に制作された油彩画（52 x 29 cm）。農民画に移行する前の初期に手掛けた、神話に影響を受けた絵画のひとつです。

『ミレーの生涯と作品』

1881年、パリのカンタン社により刊行されたスィット付き復刻銅版画集です。著名な美術愛好家でありミレーの支援者であったアルフレッド・サンシェ（1815-1877、仏政府内務省2等書記官）による序文、そのサンシェについて評論家ポール・マンツが寄せた書き下ろし紹介文から始まります。挿絵として、アマン・デュランによるサンシェの肖像画1点と、デュジャルダンによる油彩画の代表作の復刻版画11点の計12点のエリオグラヴュール、イブ&バレによるリトグラフ48点（うち15点はテキストページの挿絵）が収録されました。巻末には、サンシェの友人であり美術商アルフレッド・ルブラン協力による貴重な版画作品目録が掲載されています。

※スィット版
挿画本の中に収録される図版が、切り離して鑑賞できるようにそれぞれ2部ずつ収録されている特別仕様の豪華本のこと。

略歴

ジャン=フランソワ・ミレー　Jean-Francois Millet （1814-1875）

バルビゾン派の中心的画家。1814年、ノルマンディー地方の小村グリュシーで生まれる。1833年、シェルブールで肖像画家デュムシェルに師事。1837年、エコール・デ・ボザール（国立美術学校）に入学。1847年頃より農民主題の作品を描き始める。1849年、バルビゾン村に移住。代表作は「種をまく人」「落穂拾い」「晩鐘」「羊飼いの少女」など。大地とともに生きる農民の姿を、崇高な宗教的感情を込めて描いたミレーの作品は、早くから我が国にも紹介され、多くの日本人の共感を得ている。

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