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熊谷守一　「白仔猫」

技法	：シルクスクリーン

制作年	：1992年

サイズ	：23.9×33.3 cm（画）/ 49×58 cm（額）

部数	：180

レゾネNo.	：

状態	：良好

備考	：石田了一版画工房（熊谷守一美術館版元）

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DB-7008

Web価格 : 540,000円

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作品解説

現在、熊谷守一美術館に所蔵されている油彩（1959年、熊谷79歳のときの作）を元に制作されたシルクスクリーン版画です。身近にいる生き物をひたむきに描き続けた守一の真摯な愛情が伝わってくる、代表作のひとつです。描かれているのは、猪熊弦一郎の妻から譲り受けた“ハイコ”という名の白猫とされています。

「守一の中年以降の油絵が、誰にも知られるように、画面を線と面ではっきり区切り、面を筆でそろえて平ぬりするようになる。この技法はシルクスクリーンのマチエールに非常に合っていると思う。」（次女・熊谷榧　『熊谷守一生前全版画集』岐阜新聞社刊　より）

後半生の数十年間、東京・豊島区の自宅からほとんど外出しなかったという守一の孤高性が反映された晩年の作品は世代を超えて大変人気があります。そのユーモラスな作品群は一見すると単純な構成でありますが、70年以上に及ぶ制作活動をたどると、実にさまざまな探究を行っていたことが明らかとなっています。描かれた花や鳥、動物たちが生き生きと見えるのも、色や線描において磨きぬかれた工夫がなされているからです。

略歴

熊谷守一　Morikazu Kumagai (1880–1977)

岐阜県生まれ。子供の頃から、絵を描くことが好きだった熊谷は、東京美術学校（現東京藝術大学）に進学し、西洋画科のアカデミックな指導を受ける。29歳のとき、文部省美術展覧会で褒状を受けるなど、画力を確かなものにし、画壇からも高く評価される。青年期より50歳頃まで続いた荒い筆遣いの作風は、対象の形態をシンプルな輪郭線として塗り残す作風へと向かい、明るい色彩と単純化された平面的な画風は「モリカズ様式」とも呼ばれる。洋画だけでなく日本画、書、墨絵、版画などを制作した。晩年はほとんど自宅で過ごし、庭の花、昆虫、鳥など身近な題材を描いた。1967年と1972年にそれぞれ文化勲章と勲三等叙勲の内示があるが、辞退している。近年においてもその人生が映画化されるなど注目を集めている。

熊谷守一　「白仔猫」

作品解説

略歴

熊谷守一　Morikazu Kumagai (1880–1977)

技法解説

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熊谷守一 「白仔猫」

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熊谷 守一 Morikazu Kumagai (1880–1977)

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熊谷守一　「白仔猫」

熊谷守一　Morikazu Kumagai (1880–1977)