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アンリ・カミーユ・ダンジェ　「漁」

La pêche

技法	：板に油彩

制作年	：1900年代初頭

サイズ	：39×56 cm（額）

状態	：良好

備考	：右下にサイン

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DB-9002

Web価格 : 270,000円

創業36周年記念特価 :

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作品解説

早朝の朝焼けに照らし出される雲と空、未だ夜の気配を残す黒々とした森を背景に、凪いだ川面を漁に漕ぎ出す一艘の小船。
アカデミスムの大家ジェロームに師事し、古典的写実描写を極めたダンジェが、漁師の何気ない日常を美しく描きだしています。

働く庶民を真摯に描いて保守的なフランス画壇に衝撃を与えた、バルビゾン派を彷彿とさせる秀作といえるでしょう。

略歴

アンリ・カミーユ・ダンジェ　Henri-Camille Danger (1857-1937)

アンリ・カミーユ・ダンジェはパリに生まれました。

歴史画、神話画、寓話画、風俗画、風景画およびタペストリー原画、パステル画を描きました。
アカデミスムの大家ジェローム(1824-1904)と彫刻家エメ・ミエ(1819-1891)に師事。1886年～1937年までサロン（官展）に作品を出品し、1887年にローマ賞を獲得しています。
1899年よりフランス美術家協会の会員となり、1900年のパリ万博で銀賞、1903年にレジオンドヌール勲章（騎士）を授与されました。

サロンには主に歴史や寓話、神話を主題にした作品を発表しましたが、他方、ゴブラン織のための原画制作や15世紀の装飾図を意識した彩色挿絵や当時の人々の生活を描いた風俗画、パステルによるイタリアの風景画など、手掛けた主題や技法は多岐にわたっています。

アンリ・カミーユ・ダンジェの油彩画