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オディロン・ルドン　「PL.14　オアンネス」

『聖アントワーヌの誘惑』
"La Tentation de saint Antoine"

技法	：リトグラフ

制作年	：1896年（1938年の刷り）

サイズ	：28×22 cm（画） / 49×41 cm（額）

部数	：220

レゾネNo.	：M.147

状態	：良好

備考	：『聖アントワーヌの誘惑第3集』に収録されたリトグラフ

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DB-5785

Web価格 : 198,000円

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作品解説

挿画集『聖アントワーヌの誘惑』　La Tentation de saint Antoine

フランスの文学者ギュスターヴ・フローベールが1848年から構想し、26年後の1874年にようやく刊行された文学作品です。自分の信仰に懐疑を抱き始めたアントワーヌが悪魔の仕掛けた数々の幻覚に翻弄され、様々な古代の異教世界を見て歩くという内容の戯曲小説。ルドンはこの原文に従って総数42点に及ぶ3種類の版画集を1888年、1889年、1896年に刊行しました。
第1集の刊行前の試し刷りを見た詩人マラルメは、「わたしたちの謎めいた多くの夢、それがあなたによってひそやかに語られ、なぜにかくも細やかで力強いのか」と感謝の言葉を贈っています。
本作は画商アンブロワーズ・ヴォラールが1938年に出版した第二ステートにあたります。

※ギュスターヴ・フローベール（1821-1880）
フランスの小説家。平凡な人物の波瀾万丈ではない日常をじっくり書いていくという文学上の写実主義を確立した作家。代表作に「ボヴァリー夫人」、「感情教育」、「サランボー」、『ブヴァールとペキュシェ』などがある。

略歴

オディロン・ルドン　Odilon Redon（1840-1916）

フランス象徴主義を代表する画家。無意識下の世界を描写したかのような幻想性と夢想性に溢れた独自の世界観の絵画を制作し、同時代の絵画作品とは一線を画した。画業の初期にはロマン主義的な油彩画のほか、木炭とリトグラフによる黒の表現を追及し、眼球、首、怪物など奇怪な作品を手がけていたが、1890年頃から明瞭で個性的な色彩表現を開花させ、神話画、宗教画、静物画などを描いた。また、その生涯に数多くの石版画集を制作した。

オディロン・ルドン　「PL.14　オアンネス」

作品解説

挿画集『聖アントワーヌの誘惑』　La Tentation de saint Antoine

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オディロン・ルドン　Odilon Redon（1840-1916）

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オディロン・ルドン　Odilon Redon（1840-1916）