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マリー・ローランサン　「涙の谷間のアリス」

Alice dans la Vallée des Larmes

挿画本『不思議の国のアリス』より
"Alice in Wonderland"

技法	：リトグラフ

制作年	：1930年

サイズ	：24×17 cm（画）/ 48×45 cm（額）

部数	：370

レゾネNo.	：L-159

状態	：良好

備考	：挿画本『不思議の国のアリス』に収録された　リトグラフのうちの1点。

購入数

DB-7305

Web価格 : 132,000円

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作品解説

出版元　：ザ・ブラック・サン・プレス（パリ）

制作年　：1930年技法：リトグラフ

部　数　：370部（ヨーロッパ版）

制　作　：デジョベール工房（パリ）

少女小説の金字塔『不思議の国のアリス』のために制作された、マリー・ローランサンのオリジナル・リトグラフ6点を収録した挿画本です。本書の監修はザ・ブラック・サン・プレス（The black sun press）の名匠ロジェ・レカレが行い、リトグラフの刷りはデジョベール工房が手掛けました。アメリカ市場向けに420部、ヨーロッパ市場向けに370部刊行（うち300部にヴェラム紙、50部に和紙、20部にオランダ紙を使用）。

ローランサンの“アリス”は、原典であるルイス・キャロル(1832－1898)の物語や、その世界観を見事に表現したジョン・テニエルの挿絵から大きくかけ離れ、格子模様のモダンなドレスを着た都会的な少女として描かれています。儚げで美しい、ローランサンならではの少女像です。

略歴

マリー・ローランサン　Marie Laurencin （1883-1956）

20世紀フランスを代表する女流画家。1904年、アカデミー・アンベールで写実を学び、ブラックとも知遇を得る。 1905年頃、“洗濯船”でピカソらと交友。詩人アポリネールと恋におちる。1912年、パリで初個展。キュビスムの影響から次第に脱し、豊かな感受性でやわらかで憂いを秘めた女性像を描き続けた。舞台装飾、挿画本、版画なども多く手掛けている。