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浜口陽三　「22のさくらんぼ」　

Twenty-Two Cherries

技法	：メゾチント

制作年	：1988-91年

サイズ	：55×24 cm（画）/ 49×81 cm（額）

レゾネNo.	：178-4-VI

部数	：35

状態	：良好

備考	：サイン入

購入数

DB-8775

Web価格 : 495,000円

創業36周年記念特価 :

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作品解説

連作「22のさくらんぼ」は浜口陽三の最晩年の傑作として知られています。1988～1991年までの４年間に完成版が全部で24種類制作されました。本作はそのうちの35部限定で20種類（I～XX）制作されたシリーズの4番目（Ⅳ）。英語のサブタイトル “cared for anyone not at all” が付けられています。
さくらんぼの美しいグラデーションや深みのある漆黒の背景が特に秀逸であり、デザイン性の高い構図、さらにどこか哲学的な要素も感じさせる趣と相まって、非常に瀟洒な作品に仕上がっています。

略歴

浜口陽三　Yozo Hamaguchi（1909-2000）

日本を代表する銅版画家。1930年、東京美術学校を中退しパリに渡るが、第二次世界大戦の開戦を受け帰国。1941から1946年まで陸軍渉外部での通訳など、フランス語の能力を買われた半強制的な徴用のため、画家活動を中断。その後1953年に再びパリへ渡り、創造的な作品を生み出す技法としてのカラーメゾチントを完成させ、数々の国際美術展で受賞を重ねる。1981年にサンフランシスコに移住、1996年に帰国、2000年歿。