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長谷川潔　「開かれた窓と小鳩」　

Fenêtre ouverte avec colombe

技法	：ビュラン

制作年	：1951年

サイズ	：11.6×8.4 cm（画）/ 40×35 cm（額）

レゾネNo.	：H-611

部数	：E.A.

状態	：良好

備考	：直筆サイン　1952年賀状用

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DB-7923

Web価格 : 440,000円

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作品解説

パリの老舗画廊である、ポール・プルーテ画廊の賀状用として制作されました。
1940年以降に、窓越しに眺めた風景を度々描くようになりますが、本作は風になびくカーテンと窓辺に佇む一羽の小鳩の姿が描かれており、賀状にふさわしく、平和への幕開けを意味しているようです。

ビュランは15世紀にヨーロッパで発達した最も古い銅版画技法で、銅版に直に彫りこむ最も単純な方法ですが、熟練した確かな腕と強度の集中力と鋭敏な視覚と忍耐力を必要とするためにこれを手掛ける版画家は少なかっと言います。長谷川は1925年に初めてビュランで作品を制作した後、7年かけて挿画本『竹取物語』に取り組み、この技法を完璧にマスターしました。

※ポール・プルーテ　Paul Prouté （1887-1981）

1970年に、書店経営を経て版画商に転じた父ヴィクトール・プルーテ（Victor Prouté　1854-1918）の意志を継ぎ、1920年からパリ６区のセーヌ通りに画廊（Galerie d'art Paul Prouté Paris）を構えた。画廊経営はポールの没後、息子のヒューバートと彼の妻ミシェルに、その後、娘のシルヴィトッチとアニーマルティネスに引き継がれた。

略歴

長谷川潔　Kiyoshi Hasegawa（1891-1980）

1918年の渡仏以降、パリを拠点に活動した銅版画家。メゾチント（マニエル・ノワール）やエングレーヴィングといった古典的版画技法を研究し、独自の様式として確立する。サロン・ドートンヌやフランス画家・版画家協会に所属してパリの画壇で高く評価された。1935年、レジオンドヌール勲章受章。1966年、フランス文化勲章を受章。その幻想的な主題と繊細な描写、静謐な黒の世界は、後世の画家たちに多大な影響を与えた。

長谷川潔　「開かれた窓と小鳩」

作品解説

略歴

長谷川潔　Kiyoshi Hasegawa（1891-1980）

技法解説

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長谷川潔 「開かれた窓と小鳩」

作品解説

略歴

長谷川 潔 Kiyoshi Hasegawa（1891-1980）

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長谷川潔　「開かれた窓と小鳩」　

長谷川潔　Kiyoshi Hasegawa（1891-1980）