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藤田嗣治　「頭巾の子供」

Enfant au capuchon

技法	：和紙に墨彩

制作年	：不明

サイズ	：27.2×23.5（紙）/ 57×53 cm（額）

状態	：良好

備考	：東京美術倶楽部鑑定証書付

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DB-010963

Web価格 : 3,300,000円

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作品解説

1959年に君代夫人と共にカトリックの洗礼を受けた藤田は、以後の作品には洗礼名“Leonard”を加え、L.Foujitaとサインを入れています。1966年頃、設計と内装を手掛けた礼拝堂（ランス、La Chapelle Notre-Dame-de-la-Paix）の壁画の習作としてキリスト像の墨彩画を多数残しているほか、子供をテーマにした墨彩も複数あり、本作も同時期の作品と推察されます。

藤田の没後、君代夫人が管理していた作品の中に本作と類似した作品があります。
（下図：36×25cm / 画像は君代夫人コレクションのオークションカタログより）

藤田の描く子供たちはみな額が広く、よく似通った愛らしい顔立ちをしています。
藤田自身は「私の数多い小供の絵の小児は皆私の創作で、モデルを写生したものではない。（…）私一人丈けの小供だ。私には小供がない。私の画の小供が私の息子なり娘なり一番愛したい小供だ。」と語っています。

略歴

藤田嗣治　Léonard Tsuguharu FOUJITA (1886–1968)

エコール・ド・パリを代表する日本人画家。現代においても最も有名な日本人画家として高く評価されている。猫と女性を得意な画題とし、日本画の技法を油彩画に取り入れた「乳白色の肌」の裸婦像は西洋画壇から絶賛を浴びた。その晩年まで制作意欲が衰えることはなく絵画のみならず、銅版画・石版画・木版画などの版画作品でも様々な名作を残している。線の描写が美しい裸婦や子ども、そして猫の銅版画、また色彩で魅せる石版画の母子像、味わい深い木版画など、藤田嗣治の高い芸術性と遊び心が伝わる版画作品の数々は、今もなお世界中の人々を魅了している。

技法解説

｜版画

価格帯 (藤田嗣治)

藤田嗣治　「頭巾の子供」

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藤田嗣治　Léonard Tsuguharu FOUJITA (1886–1968)

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藤田嗣治　Léonard Tsuguharu FOUJITA (1886–1968)