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オディロン・ルドン　「エナン帽を被る女の横顔」

『骰子一擲』
"Un Coup de dés"

技法	：リトグラフ

制作年	：1898～1900年頃

サイズ	：31×24 cm（画） / 63×53cm（額）

部数	：稀少

レゾネNo.	：M.186

状態	：良好

備考	：マラルメ詩集のための試作

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DB-5783

Web価格 : 198,000円

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作品解説

本作は詩人のマラルメが1897年にコスモポリス誌に発表した「骰子一擲（とうしいってき）」という作品の豪華本を出版するにあたって制作されたリトグラフです。この本のためにルドンは4点のリトグラフを制作しましたが、現存するのは3点のみとなっています。マラルメのこの深遠な詩は、それ自体がひとつの美的なタイポグラフィとなっており、紙の白と活字の黒が音楽的なまでに反響しあっている作品です。1897年から1898年にかけての冬、ルドンとマラルメの2人はこの挿絵本の構想について検討していましたが、1898年にマラルメが急逝したため出版は実現しませんでした。（その後1914年に大型普及版として出版。）

　　　　　　マラルメ『骰子一擲』

略歴

オディロン・ルドン　Odilon Redon（1840-1916）

フランス象徴主義を代表する画家。無意識下の世界を描写したかのような幻想性と夢想性に溢れた独自の世界観の絵画を制作し、同時代の絵画作品とは一線を画した。画業の初期にはロマン主義的な油彩画のほか、木炭とリトグラフによる黒の表現を追及し、眼球、首、怪物など奇怪な作品を手がけていたが、1890年頃から明瞭で個性的な色彩表現を開花させ、神話画、宗教画、静物画などを描いた。また、その生涯に数多くの石版画集を制作した。

技法解説

｜版画

オディロン・ルドン　「エナン帽を被る女の横顔」

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オディロン・ルドン　Odilon Redon（1840-1916）

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