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アルフォンス・ミュシャ　「サマリアの女」　

La samaritaine

『装飾』 "LA DECORATION"

技法	：エリオグラヴュールにポショワール

制作年	：1898-1900年

サイズ	：25×9 cm（画）/ 45×29 cm（額）

レゾネNo.	：

状態	：概ね良好　全体に退色あり

備考	：

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DB-5296

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作品解説

1897年4月に初演された舞台《サマリアの女》のための広告塔用大判ポスター。ヨハネによる福音書を翻案したこの作品は、劇作家エドモン・ロスタンが、主演女優サラ・ベルナールのために書き上げたと言われています。

ミュシャはサラ演じるヒロイン、フォティイーヌが大きな水瓶を抱えた場面を選びました。水瓶の下には、サマリアを訪れたイエスが井戸の横で体を休めている姿が描かれています。ヒロインの頭部の背景には円形で囲まれたビザンティン風の文様があり、その中にヘブライ語でヤハウェ（エホバ）と文字が書かれました。

『装飾』　La Décoration Ancienne et Moderne

建築家クロード=ルイ・ウリアムとＬ・ファルジュにより創刊された月刊誌。
ポートフォリオ形式で刊行され、建築設計図を始め、家具、壁画、装飾パネル等の写真やスケッチなどが多数収録されました。ミュシャ作品ではサラ・ベルナール主演の舞台のための「サマリアの女」「メディア」のポスターが収められています。

略歴

アルフォンス・ミュシャ　Alphonse MUCHA （1860-1939）

アール・ヌーヴォー様式が流行していたパリの世紀末を代表する画家。ポスター、装飾パネルを始め、挿画本、美術誌表紙、販促物などのために数々の優美な女性像を制作した。装飾デザインにも優れた才能を発揮。アール・ヌーヴォー期の寵児として活躍後、チェコに戻り、自身のルーツであるスラヴ民族の歴史を「スラヴ叙事詩」に描き上げた。

技法解説

｜版画

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アルフォンス・ミュシャ　Alphonse MUCHA （1860-1939）